learningto's blog

Learning to に続く言葉は Live. 日々生きることを学んでいます。

キャロル

昨日は頂いた京王プラザホテルの食事券が2月末で期限切れだったので、ギリギリでランチに行ってきました。12時ジャストだったけど全く混んでないしゆったり過ごせて良かった。味付けも繊細で好み。

ランチの後は久々にキノに向かい、Twitterのフォロワーが褒めてたキャロルを観てきました。

前知識無しでみましたが、LGBTについて押し付けがましく主張したり役に語らせるでもなく、ただ淡々とストーリーは進む作品でした。この展開をどう見るかは受け手の思想に委ねられます。生物学的性差を取り払った時、男のライバルは男であり女でもあって、短絡的な男達の振る舞いと対比させつつ本当の幸せとは何かを問うもの。そしてそこに「心」を求める物語。

印象的な最終シーン。それまで観てきたあの筋書きにあって、あの余裕が一体どうしたら表現できるものなのか。主語が大きいのを承知で、男なら絶対にできないあの表情。そしてその「心情」とを脳裏で対比させた瞬間、これはもうお手上げだと思った。キャロルは何を思うのだろう? テレーズの視点でフィルムは途切れます。あの女優凄すぎです。

心の駆け引きが読めない場合は退屈かもしれないですが僕には響きました。雰囲気ある音楽も秀逸な作品。

写真はネコ…。ネコカフェ初めて行きました。